取引先

近藤展幸

2006年11月10日 19:29

商工会議所の会合等に参加して、よく聞く言葉が 「取引先」

取引先との関係で悩んでいる、といった話をよく聞きます。

私は、取引先を上げろと言われても、なかなか思い浮かびませんでした。

仕入先は担当者の顔を見たことがあるくらいで、普段直接話すのは銀行担当者くらいです。


でもよくよく考えてみると大きな取引先が存在しました。

わが社にとっての取引先とは、ご来店されるお客様なんですね。


1998年、私がマンションの一室からリラクゼーションサロンを始めた時の事を思い出します。

看板とビラを手書きで作り、内装も自作で、彼女や友達に手伝ってもらいながら事業といえないような状態でしたが、手探りで始めた時代。

初めてお客様がご来店されたときの事を思い出します。

一日1人や2人しかお客様が来られなかったあの頃、一人一人のお客様になんとか次回も来て頂こうと、一生懸命だったあの頃。

1時間3000円のコースで、それでもいつの間にか2時間くらいサービスしていました。


あれから8年、法人化し、会社が成長し、何万人とお客様が増えた今、あの頃の気持ちを忘れていた気がします。


最近現場の店舗に顔を出すこともなく、お客様と接することはほぼありません。


私の仕事は現場からどんどん離れていきます。


しかし、だからこそ、最大の取引先であるお客様一人一人に対する気持ちを考え続ける必要があります。



年内には久しぶりに、全店舗周回する予定です。



最後に、社会全体が取引先であると言うことを忘れず、感謝の気持ちを持ってすべての人に接していきたいと思います。






ゆめみし伏見店の最初の看板です。少し見にくいです。





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