親友

近藤展幸

2006年09月11日 00:09

レセプションパーティーでは、懐かしい仲間がたくさんお祝いに駆けつけてくれました。

お互い忙しく、住んでいる場所も離れているため、なかなか普段会うことの出来ない友達とたくさん会うことが出来ました。

そんな友達と朝方まで昔話で盛り上がりました。



親友。



あいつには負けていられない。

そう思わせる友達がいます。 


10代から20代前半 熱い想いだけでイベント企業を立ち上げていた時代がありました。

その時、パートナーだった親友がいました。

お互いケンカもし、お互いの前で何度も泣きました。

イベント事業に失敗した時、落ちていく僕を見捨てず、唯一借金を一緒に返済してくれた男です。

その後、お互い自分自身の甘さ、能力の無さにいやけがさして、彼はニューヨークへ、いちから経営学を勉強しに渡米、そして僕は日本でアルバイトから始めました。



いつか一緒に、もう一度何かを創ろうと約束して。



その後彼は、毎年、年に2回は帰国して、僕の事業を手伝いにきてくれました。

仕事だけではなくプライベートの人間関係においても間に入って助けてくれました。


そのひとつひとつの、ひとつさえなかったら今の僕はありません。


日本で起業していく中で、あいつも頑張っているから俺も頑張るんだ、一緒に夢を追いかける時が来るんだ、と常に想い、頑張ってきました。


それから7年、日本に帰ってきた親友は、私に言いました。



「今はその時では無い、今は一緒に仕事をできない」



僕はどうしても納得できませんでした。


おもいっきり喧嘩をしました。


お互い無言で数時間の時が過ぎました。


理解はできるが納得できない。


そんな中、すべて受け入れるため、考えるため、インドへ一人旅に出た事を思い出します。




今、彼は岡山で仕事をしています。結婚をして、奥さんとコンサルティング企業を立ち上げ、同時に有名チェーン店の社長をしています。


常に迷った時、あいつならどうするだろう?と考えます。


そしてまた、最大のライバルとして、負けたくないと思い、今でも、自分の動機になっています。


僕にとって、彼は、親友であり、そして最大のライバルであり、師匠でもあります。


自分が前へ進むための原動力になる男です。




前に進む以上、



いつかまた出会う時を信じ、



その場所で堂々と握手できるよう、



日々成長していきます。





関連記事