「前後際断」

近藤展幸

2006年08月14日 11:27





今日も暑いです

お盆休みは当然ありません。

新規オープンの事業、既存事業 含め今は日々悪戦苦闘が続きます。

昨日・・今日・・・明日・・・様々な問題が起こる中、自己管理を徹底することが仕事です。



心に残った言葉 を思い出しました。


「前後際断」


そのままの意味をとると前と後ろの際を断つ、ということなのでしょうが、経営や人生に置き換えて考えると・・・


昔の事ばかりに囚われると過去の経験に頼ってしまい動けなくなる

将来の事ばかり考えすぎると不安になり、また、動けなくなる


過去と未来を切り離し今を精一杯生きる事が大切ということ。


イチロー選手は、200本安打など、非常に大きなプレッシャーの中で、その一瞬、球を打つ一瞬、その時のみを考えて勝負していた。過去の成功にとらわれず、将来のプレッシャーにもつぶされない。その結果が今あるのだと思う。


人は何かに心をとらわれると考えすぎて動けなくなる。

ある意味心をどこにも置かないという事が大切なのかも。


千手観音は、千本の手を持っている。何でもできそうだが、ひとつの手の事を考えてしまうと、どの手も動かせなくなるということ。

どの手の事も考えなければ全ての手を動かせるという。

・・・・・

企業経営においても同じことが言えるのではないか。

過去のデータや経験が明日通用すると誰が断言することができるだろうか。
明日、今日と同じ日が来ることは絶対にありえない。

自分も将来について悩む事はよくある。しかしよく考えると克服出来ることしか悩まないし考えない。
天変地異でどうなるかなんてかんがえても仕方ない。要はどうしようもないことはどうしようもないこと。

試練は、乗り越えることが出来る人にしか、与えられない。



「前後際断」



今を噛み締め、今を精一杯、将来に向かって生きていこうと思います。

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