ポンペイの輝き
先日、天保山のサントリーミュージアムにて開催されている展覧会「ポンペイの輝き」に行ってきました。
突然の噴火で埋没した伝説の町ポンペイ。
西暦79年、古代ローマ帝国が栄えていた時代。自然の鉄槌がくだされたのでしょうか。
18世紀になってようやく発掘が始まったそうです。
会場では、日本初公開の古代ローマの美術品の数々が展示されていました。
死んだ瞬間の状況をそのまま型どって、模型として展示してありました。
脱出の際、父親が先頭を走り、母親は貴重品を抱え一番後方を。
間にはさまれて亡くなっている子供の遺体。
親が子を抱かかえながら死んでいる姿。
人類史上最も幸福と言われた時代。
金銀細工の数々が展示されていました。
所持品によって裕福な層かそれ以外の層かを判断されます。
奴隷制度に基づく人種差別もあったようです。
2000年近く前の世界。
しかし時は流れど、現代になっても変わらないところがたくさんあります。
親子の愛、人種差別、物欲・・・
そして、自然に対する人類の無力さ・・・・・
様々な展示品を見て考えさせられることがありました。
人類は知識を過去から引継ぐ事はできます。しかし、知恵は蓄積されません。
偉大な歴史から学ぶところがたくさんありました。
http://www.asahi.com/pompei/
来年の1月21日まで開催されているそうです。
関連記事