ポンペイの輝き

近藤展幸

2006年12月29日 19:14

先日、天保山のサントリーミュージアムにて開催されている展覧会「ポンペイの輝き」に行ってきました。




突然の噴火で埋没した伝説の町ポンペイ。

西暦79年、古代ローマ帝国が栄えていた時代。自然の鉄槌がくだされたのでしょうか。

18世紀になってようやく発掘が始まったそうです。

会場では、日本初公開の古代ローマの美術品の数々が展示されていました。




死んだ瞬間の状況をそのまま型どって、模型として展示してありました。


脱出の際、父親が先頭を走り、母親は貴重品を抱え一番後方を。

間にはさまれて亡くなっている子供の遺体。

親が子を抱かかえながら死んでいる姿。




人類史上最も幸福と言われた時代。

金銀細工の数々が展示されていました。


所持品によって裕福な層かそれ以外の層かを判断されます。

奴隷制度に基づく人種差別もあったようです。





2000年近く前の世界。

しかし時は流れど、現代になっても変わらないところがたくさんあります。


親子の愛、人種差別、物欲・・・


そして、自然に対する人類の無力さ・・・・・


様々な展示品を見て考えさせられることがありました。



人類は知識を過去から引継ぐ事はできます。しかし、知恵は蓄積されません。


偉大な歴史から学ぶところがたくさんありました。




http://www.asahi.com/pompei/

来年の1月21日まで開催されているそうです。

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