5年前の経営日記

近藤展幸

2006年11月22日 16:36

5年前の日記を読み返しました。




平成13年4月13日 


従業員が言うことを聞いてくれない件について


人はみな価値観が違うし、職場で文句や愚痴が出るのは仕方が無いことである。

ただその文句をなくすように努力するのはもちろん大切な事である。

そもそも文句がでるというのは、社長に人気が無いからであって、従業員とのコミュニケーションがとれていないからである。

今従業員を褒めているか?上手に叱っているか?どちらもしていないのが現状である。

人前で褒めよう。もっと信用しよう。

ここで社長が不満はもってはいけない。

新しく入ってきた○○君に対して自分は頼りすぎている。

頼っているからこそ完璧を求め、すきがあればなんか不満がたまる。

これでは文句をいっている従業員と同じである。

社長に必要な考え方はその人その人の良い部分悪い部分を認識することである。

そしてその人のいい所を伸ばしてやり悪いところを上手に直してやる、そしてフォローしてあげる事が一番必要である。




これからの自分


従業員と話すときに今まで自分は会社にとって一番良いことを自分の基準として話をしていた。

今まで心を開いて訴えても○○さんはわかってくれなかった。

理解に苦しんだ。僕が間違っていたのだ。

相手にとって一番良いこととは相手にとって一番良いことなのだ。

要は会社にとって一番良い方法と相手個人にとって一番良い方法との接点を上手に探してあげることが一番大切だったのだ。

人の話をまず聞くこと。

それはなによりも効果のある語りになる。

できるだけ笑顔でいよう。

そういうことをする事が相手の気持ちを考えるという事ではなかろうか?

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うーん・・・・・


ちぐはぐな文章・・


あの頃と変わったところはどこなのか・・


従業員という言い方は辞めました。業に従うという考え方が嫌いなので。

全員、会社の一員ということで社員、もしくはスタッフという呼び方をしています。

文句という言葉も最近は使いません。愚痴か意見は使いますが。



この頃は、人との接し方を大きな問題としてとらえているようです。

心を開いて相手と向き合う事、相手の立場に立つこと・・・

・・・・・まだまだ出来ていません。叱ることも誉めることももっと意識しなければ・・・



昔の日記を読んで、問題を人のせいにしている自分、自己中心的で相手の気持ちを考えていない自分が浮かび上がりました。



やはり大切な事は、嫌なことは、他人を主語にせず、自分の問題に落としこむこと。


コミュニケーションの原点は相手の立場に立つことだと再認識させられました。




いつの時代も同じ問題で悩み、同じ事を繰り返している自分が嫌になります・・・




人に対する接し方は永遠のテーマなのかも。




いつか自分のブログを読み返した時、成長した自分を誉めることができるように、あの頃はこうだったよな、と笑えるようになりたいです。

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