あの頃 ②

近藤展幸

2007年05月20日 13:28

昔を振り返りたくて、若狭湾にある三松という場所へ行ってきました。

学生時代、旅館で一週間だけアルバイトをしていた時があります。

厨房でえびを剥いたり、わさびを擂っていました。

毎日が新しい体験ばかりで、自分の中ではとても大きな思い出でした。


その頃働いていた旅館はあの当時のままでした。

玄関を入ると旦那さんがちょうど受付におられたので、勇気を出して挨拶しに行きました。


「昔アルバイトお世話になっていたものです。懐かしくて寄りました。」

「そういやそんな時あったかなあ・・あんまり覚えて無いわ。」

「今日はいっぱいやしお泊めできませんわ・・・すみませんね。」


あまり反応が無く、寂しい気持ちになりました。

でもそういうものかもしれません。

自分にとっては大きな存在の方でしたが、旦那さんにとっては何百人来ていたバイトのひとりでしかありません。


なんとも言えない気持ちで若狭湾を後にしました。。。。


コンサルタントに言われた言葉を思い出します。

「社員が増えれば増えるほど、社長からすれば1社員は数十人の中の1人ですが、社員からすれば、みんな1人の社長なんです」


昔のスタッフが尋ねてきたときには暖かく迎えてあげようと思います。








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