できない理由とできる方法

近藤展幸

2007年02月18日 15:11

最近二つの工事事業者と話し合いがありました。

1度目の業者は何かをお願いすると、何を言ってもまず話を聞いてくれます。

「持ってかえって検討します。なんとかやります。」

NOという言葉は余程の要望でなければ言いません。

そして後日、「このようにすればできるのですが」・・と様々な提案が。


二度目の業者は、「こういうことはできないのですか」

と聞くと、こういう仕組みでこうこうなっているのでこれは出来ません。

と出来ない理由を専門用語を交えて長々と述べられます。

そんな事は聞きたくありません。

聞いているうちに「わかりました」と言わざるを得ません。

理屈で無理やりYESを言わされても何か気持ち的にしっくりはきません。

二度とこの業者に頼む事はないでしょう。

どうしても出来ない場合、出来ない理由よりも、まずは「すみません」という感情を伝えてほしいものです。


何より大切なのは、お客様の希望に応えてあげようという姿勢。

お客様視点に立ち、なんとかしてあげようという気持ち。



上司と部下の関係においても同じ事がいえるのかもしれません。

「こういう理由で無理だ」

「こういう理由で無理です。」

即答でこう答えられたらもう何も言う気は起きません。

上司からも、部下からも、出来ない言い訳はいりません。

なんとか努力してできる方法を考える事、それこそが仕事ではないでしょうか。


今日の立場は逆でしたが、普段はお客様にサービスする立場です。

そして部下にとって私は上司です。

意識して仕事に取り組もうと思いました。






関連記事