やめることと続ける事
昨日は丸一日店長会議と幹部ミーティング。
20名の幹部が参加しました。
会議は、人件費もかかりますし、意味ある会議にしなければいけません。
過去、会議を行う事に関して部下から意見が出た事があります。
「会議があまり意味がない。だから会議はやめて、その人件費を広告費用に充てましょう。」
言い分はわかりますが、まず大切な事は、有意義な会議にすることです。
何を行うにしても、できない現状を基準に考えるのではなく、高い理想を基準にして企画運営をすることが大切です。
例えば、
「売上が上がらない、だから赤字店舗は閉店するべき。」
「人が雇用できない、だから定休日を作ればいい。」
「この評価基準は難しい、だから廃止しよう。」
「研修する時間が無い、だからやめよう。」
「お客様が来ない、それなら営業時間を短縮したらいい。」
などなど・・・
やめる事、言う事は簡単。
でも、続ける事、改善する事は難しい。
上記の共通定義として、能力の無さを認めていることが前提となります。
代替案無しにして簡単に言う事はできません。
その部分だけを見れば理屈は通っていても、企業の将来や方向性など大きな視野で見たと
き、すべて企業の後退・縮小に向かいます。
まずはなんとかしようという努力が必要。
このような意見がもし出て、トップが簡単にイエスと言ってしまえばどうなるでしょうか。
将来の「可能性」を放棄する事になります。
現状では把握できていない問題も付随して発生するでしょう。
簡単には言えない後退の言葉。
他人事ではない縮小の言葉。
責任を放棄する廃止の言葉。
経営者として、企業を成長させる責任があります。
全身全霊で取り組み、その結果としてどうしてもできない時の発言。
「申し訳ない、自分の力足らずだ。」
もしもそのような発言をする時が来ても、その時の悔しさを忘れず、失ったもの以上の結果を持って、必ず復活します。
今だけを見るのではなく、将来を見据え、経営者としての責任を全うします。
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